2011年08月09日
2011年07月19日
ブログ引っ越しのお知らせ
新しいブログページ
長らく、ブログにアクセスできませんで、申し訳ありません

これを機会に、ピースビルダーズでは、ブログのお引越しを行いました

新しくお世話になるのは、アメブロ。
上のリンク先を、ぜひ、ご登録ください。
まだまだ、装丁も中身も整っておりませんが、徐々に、整備していきます。
こちらの古い記事も、少しずつ、移動していきたいと思います。
ブログ版PB通信を楽しんでくださっていたみなさま、
どうか引き続き、新しいブログのほうも、お願いします


2011年07月04日
インタビュー掲載
5月23日、6月24日に ピースビルダーズの
代表理事 伊勢﨑賢治と
理事 篠田英朗のインタビュー記事が掲載されました。
インタビュー内容が、Charity Japanのサイト上にて紹介されています (下記より、リンク可)
今回の東日本大震災の復興に必要なこと、今までの支援についてなど、熱く語っていますので是非一読を
(もちろん、ピースビルダーズの福島での活動にも触れています
)
インタビュー内容はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Charity Japanサイトへリンク
(伊勢崎代表理事の記事)赤十字の義捐金配分問題への見解
(篠田理事の記事①)福島で起こっている問題は何か
(篠田理事の記事②)現地の自発的なイニシアチブを引き延ばす為の支援を
◆特定非営利活動法人ピースビルダーズ(PB) 寄付口座◆
広島銀行 本店 普通 3556132
三菱東京UFJ銀行 広島中央支店 普通 1281204
ゆうちょ銀行 五一八支店 普通 4292696
*たくさんのご寄付をいただき、心より御礼申し上げます。今回、思いの他、全国からの反響が大きかったため、寄付の受付口座を地方銀行だけでなく、ゆうちょ銀行、全国の銀行に広げさせていただきました。
遠くからのご支援に、心強く感じると同時に、このご芳志を無駄にしないよう、より心を引き締めて活動してまいります。
銀行振込の際は、お手数ですが、お名前、ご連絡先、何でもひとこと、など、メールでご連絡いただければ幸いです。この口座は地震のためのご寄付専用ではありません。ピースビルダーズの他の活動(平和構築事業やフェアトレード事業などなど)のものと混乱しないためにも、また、より有効にご寄付を活用させていただくためにも、お差支えのない範囲で、メールでのご一報にご協力をお願いできれば幸いです

2011年06月29日
カフェ営業期間限定復活です!!
待っていた方も、そうでない方もお待たせしました!!
ルワンダ産フェアトレードコーヒー、カフェ・マラバが再入荷します。
しばらくお休みさせていただいていたカフェ・パコのカフェ営業(つまりはドリンクなどの販売です
)も再開します
依然、少量入荷のため期間限定ではありますが、
ガラス張りの店内でまた、あのマラバの香りをお楽しみいただけます

カフェ営業をお休みしている間、
「いつ入るの?」
「カフェやらなくちゃもったいないよ!」といった激励の言葉をたくさんいただきました。
そのたびに、嬉しいやら、申し訳ないやら。。。

少しの間でも励ましにお応えできるのが嬉しいばかりです!!
フェアトレードカフェ・パコ カフェ営業
期間:2011年7月12日~8月6日まで
営業日、営業時間は通常と同じです。
*ただし、入荷数に限りがあるため、在庫がなくなり次第、再び閉店になるかもしれません。。。

「支援」から卒業して、市場ベースに乗り始めたカフェ・マラバ、この機会にぜひ味わってください。
ただ、カフェ・パコのもう一つの特徴であるのが、店内冷房装置がないパコの暑さ。。。

おなじみの扇風機が回っていますが、うちわをはじめエコで涼しいアイテムで暑さ対策をしてお越しくださいね

またまた、期間中のカフェのボランティアさんも大募集中です。
夏の暑さに負けない、熱いハート
と体力
をお持ちの方、よろしくお願いします!
2011年06月27日
今年もはじまります 平和構築人材育成事業
「広島平和構築人材育成センター」との間で、
めでたく、今年度の平和構築人材育成事業契約が締結されました

待ちにまった「GO!
」サインとともに、メディア各社にプレスリリースし、これから、徐々にいろんな媒体を通じて皆様のお目にふれる機会も多いかと思います。
今年度は、「本コース」と「平和構築基礎セミナー」の二本だてで、これから各地で、
説明会やイベントでの広報活動がはじまるための、ただいま、準備中

今年も、平和構築の分野でキャリアを身につけるために、強い強い意志を持った
熱い皆さんからのたくさんのご応募を期待しています
2011年06月22日
トークイベント by 伊勢﨑賢治×篠田英朗
代表理事 伊勢﨑賢治と
理事 篠田英朗が、トークイベントを行いました。
その模様が、先日ジュンク堂のサイト上にて紹介されています
(下記より、リンク可)二人は、4月はじめに東日本大震災の被災地を共に訪問しました。
それぞれの研究、活動の観点からも、被災地からの報告としての激論です。
一読の価値あり!! (太鼓判
)震災した土地や人々も、紛争後の国や人々も、非常に共通したものがあり、
その復興のために、自ら立ち上がるために、我々に何ができるのか。
考えさせられるお話です。
ちなみに、このトークイベントは、
伊勢﨑の新著「紛争屋の外交論」出版記念として開催したもの。
こちらもぜひ、お手にとってご覧ください!!
トークイベントの模様はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ジュンク堂サイトへリンク
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遠くからのご支援に、心強く感じると同時に、このご芳志を無駄にしないよう、より心を引き締めて活動してまいります。
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2011年06月18日
「我福島人」ポロシャツ販売が紹介されました!

ラジオ福島様、ありがとうございました

以前ブログで紹介した福島の門馬さんの発案で生まれたこのポロシャツ。
こうして、福島の方に取り上げていただけるのはとても嬉しいものです。
このポロシャツを、福島の方はどう受け止めてくださっているのだろう?という気持ちに、少し解答を得られた様な気がしています。
東京などのイベント用に利用してくださる方、ご自分のために購入してくださった方、
どうもありがとうございます。
また周囲の方々の反応や、ご提案などいただけると幸いです

今直面している危機を、福島の人だけに背負わせない連帯がさらに生まれること目指しています。
私たちもまだまだ東日本大震災被災地支援を続けていきたいと思います


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2011年06月17日
東日本大震災被災地支援(東芝製空気清浄器をお届けしました)
日常生活を送る上で不安を抱えている方がまだ多くおられます。
そういった方々への支援の一環として、以前南相馬市内の避難所への空気清浄機の支援を行いましたが、
今回、福島第一原子力発電所から30キロ以上離れた鹿島小学校の校舎で授業を再開している四つの小学校のうち
原町第三小学校の校長先生より、空気清浄機の支援をして欲しいという要請がありました。
この要請を受けて、6月16日の朝、計38台の空気清浄機が、㈱東芝様から届けられ、早速各小学校の教室に設置されました。
(教室等の必要に応じて分配されました:鹿島小学校11台、小高小学校5台、原町第一小学校9台、原町第三小学校7台、原町第一中学校6台)
この鹿島小学校は沿岸部に近く、すぐそこまで津波の被害が迫ってきたそうです。
(↓画面上右側に海があります)
大きな地図で見る
瓦礫も小学校の近くに残っていて、暑くなってきたことで来る悪臭、ちり・ほこり、ウイルス等が増えている一方、
放射線のことを不安に思い、教室の換気を十分にすることもできない状態が続いているそうです。
今回は㈱東芝様が空気清浄機の支援の準備があることをジャパン・プラットフォームに知らせていたところ、
その加盟団体であるピースビルダーズが南相馬市の小学校に需要があることを伝え、今回の支援に繋がりました。
ご担当者様の対応はとても素早く、ピースビルダーズの要請から三日後には現地に空気清浄機が届けられる程でした。
受け取りの手はずを整えて下さった校長先生は、
「この空気清浄機が今後の子どもたちの健康に大いに役立つことと思います。」と述べられました。

原町第三小学校5年生の教室

一部は原町第一中学校の教室
実は、今回の校長先生からの要請をピースビルダーズにつなげてくれたのは、スタッフが南相馬で知り合ったボランティアの方でした。
この方が、以前避難所に空気清浄機をお送りしたことを知っていたことで、同様の支援が出来ないかを相談して下さいました。
いろいろな方が小学生の皆さんのことを気遣うことで、今回の支援が実現しました

季節も変わる中で、被災地の状況は変化し、残念ながらまだまだ安心できない状況にあります。
ニーズも同様に変化する中で、いろいろな方々との協力関係を保ちつつ対応していくことの意味を考えました。
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2011年06月14日
海外テレビ撮影取材
国内のマスコミには、時々、取り上げていただいているPBですが、
海外の、しかも、テレビは珍しい。。。
緊張しながら、インタビューに臨んだのは、当会スタッフの出水です。
この取材は、外務省広報文化交流部総合計画課の招待で、
バングラデシュ人民共和国で最も人気の高い民間テレビ局の一つRTVのもの。
都市部のみならず、地方においても視聴されており、影響力も大きい局だそうです。
番組では、広島平和構築人材育成事業や、ピースビルダーズの活動について、
「Diplomatic Zone 」という番組の中で週一回、
2~3週にわたって日本紹介特別番組として放送されるそうです。
バングラデシュでも、日本といえば「広島」を思い浮かべるほど、広島への思いは強いそうです。
実際の広島平和記念公園や資料館の映像や、大震災からの復興テーマなどとともに、私たちの活動についてもご紹介していただけるのは、喜ばしいことです。
残念ながら日本国内での放映はされないそうです

しかし、これを機に、バングラデシュの皆さんにも平和構築人材育成事業に関心をもって頂けることを願いながら・・・撮影クルーの皆さんを見送りました。
2011年06月13日
2011年度社員総会のご報告
初めまして!6月からPBスタッフとなりました、J念です。
まだまだ慣れていないこともありますが、頑張っていきたいと思います

会員のみなさまにはお知らせしましたが、
去る6月11日はPBの社員総会でした。
進行は、
第一号議案 2010年度事業報告
第二号議案 2011年度事業計画
第三号議案 認定NPO法人申請に関する件
第四号議案 ロゴ変更に関する件
の順で行われた後、
PB総会恒例の、スタッフと会員さんの「お話し会」も行いました。
普段、よくお顔は拝見していても、なかなか、お話しする機会はないもの。
今年は、今、もっとも、みなさんのご関心が高いと思われる、
「東日本大震災」と「原発」をテーマに座談会を行いました。
会員様から、ご意見・ご提案をいただき、とても有意義な時間となりました。
また、会場までは来られなかった会員様たちのたくさんの愛情や支援にも感謝します。
(スタッフJ念)

2011年06月10日
被災地支援活動の写真を展示しました

道行く人にも見ていただけるように、店内、店外に向かって掲示。
数はあまり多くありませんが、一つ一つに説明をつけています

以前の写真展の杵柄もあり、展示作業も慣れたもの

ボランティアさんのご協力あって、1時間少々で展示が完了しました!
↑展示につけるポップを書きながらパチリ
いつも本当にありがとうございます!!
現在は雑貨販売を主にしているカフェ・パコですが、
「簡単な展示会などなら対応できるな。。。
」と確信しています。
作品展示の場所をお探しの方、カフェ・パコいかがでしょう??
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2011年05月30日
東日本大震災被災地支援(南相馬市の子供たち③)
津波や放射線被害によって、元々の校舎で授業を再開できない学校の中には、学校の校舎ではなく、体育館や施設を使って授業を再開しているところもあります。
沿岸部で校舎が津波の被害にあった真野小学校は、公営の研修施設を利用して学校を再開していました。

真野小学校の現在の様子
ひとつの部屋をふたつに区切って授業をするためそれぞれの先生の声が聞こえてくる状態で、
授業に集中することがなかなか難しい環境にあるそうです。
しかし、子どもたちは勉強に身が入っていないのかと言うと、そうではないようです。
授業を受ける子どもたち
校長先生は、
「震災後しばらく学校が再開できないために、
勉強もできず友達にも会えない時間を経験したことで、子どもたちは前よりも学校に来ることを楽しむようになり、
熱心に勉強するようになりました。」
ということをおっしゃっていました。
授業の様子をみせて頂くと、子どもたちが生き生きとしていることが伝わってきました

更にこちらの小学校で特徴的なのは、臨時校舎としている施設を自衛隊と共同で利用していることです。
臨時使用している施設。玄関前にも自衛隊車両が停まっています。
そのため、廊下でも子どもと自衛隊員がすれ違い、声をかけ合う場面がよく見られます。
地域のために働く自衛隊員の皆さんと触れ合い、その折り目正しい立ち振る舞いをみることで、
子どもたちも地域のことを考えるようになり、挨拶もしっかりとするようになっているそうです。
今回の震災によって子どもたちが奪われたものは沢山あり、不便な思いをしていると思いますが、
それでも、環境に合わせた経験を通じて成長していくものだということを感じました。
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2011年05月27日
東日本大震災被災地支援(広島の事務所にて)
大きめに印刷した写真をパネルに貼りつけて、吊ったり、壁に貼り付けられるように加工しました。

写真のセレクトから、キャプション入れ、そしてパネルに貼るまで、ボランティアさんのご協力があってのもの。
震災に際して多くの方が、広島にいながら、何かしたいという気持ちを持て余してしまっています。
写真を一緒に見ながらスタッフがお話ししたことを通して、被災地の様子をよりよく知る手助けになっていればと思います。
写真はカフェ・パコに展示予定です。
報道写真の様な、センセーショナルなものはありませんが、同じ目線の高さで被災地の様子を知っていただける展示にしたいですね

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2011年05月24日
東日本大震災被災者支援(保育園からの手紙)
ピースビルダーズの事務所に、南相馬から、一枚の葉書が届きました。

葉書には、子供が消えてしまった園庭に、
例年と変わらず若葉が萌ゆる大きな榎の写真がありました

多くの園児とその家族は避難しましたが、前のブログにも書いたとおり、諸事情で、元の場所に戻っている子どももいます。
ピースビルダーズは、この保育園に、先日、園児のための、子供用のマスクをお届けしました。
放射線の影響が心配される生活環境で、特に小さなお子さんを持つお母さんたちにとって、大切な子どもたちの内部被ばくは、最も心配でしょう。
子供たちが埃を吸わないよう、少しでも安心して外出できるよう、ということで、保育園からの要請がありました。
葉書には、
「私たちが希望することは、保育園の再開です」
「子ども達の幸せと町の復興を願いつつ」
と書かれています。
マスクをお届けしたスタッフは、まだ広島には戻っていません。
広島でこのお礼状を受け取った者は、改めて、現場の厳しさを実感しました。
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2011年05月23日
東日本大震災被災者支援(南相馬市の子供たち②)
前々回のブログに引き続き、福島県南相馬市内の子どもの様子をお知らせします。
震災以来ずっと、南相馬市内の小学校のうち、
福島原子力発電所から30キロ以内にある小学校や、
津波によって大きな被害を受けた小学校は、
授業を再開することができない状態にあります。
そのため、この地域に残る小学生の子どもたちは、
原子力発電所から30キロ以上離れた場所にある小学校や施設・体育館等に分散して設けられている臨時教室にスクールバスで通いながら、授業を受けています。
(参考:南相馬市ホームページ「平成23年度南相馬市公立小中学校の始業について」http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/syotyugakkounosigyou.jsp)
5つの小学校の受け入れ先となっているある小学校では、教室の数が足りず、
図書室や廊下の作業スペース、ランチルーム等が臨時教室として使われています。
一方で、こちらの小学校では、放射線を避けるために屋外の校庭は利用できないので、
体育館は子どもらの遊び場所として確保しているそうです。
また、子どもたちの授業をしたりその様子を見守るために、
それぞれの小学校から引率の先生方も一緒に来ていて、臨時の職員室もあります。
心配なのは子どもたちへの環境の変化に伴うメンタル面での影響ですが、
お話を聞いてみたところ、子どもたちに目立った変化は今のところは見られないそうで、
実際に授業の様子もみせて頂いたところ、元気に、そして真面目に授業を受けていました。
子どもたちの適応力や活発さには、いつも本当に驚かされ、そして、癒されます

しかし、普段と違う環境の中で、長い目でみて、子どもたちにどのような影響があるか分かりません。
「家族や友達を震災でなくした」
「外で思い切り遊ぶことができない」
「楽しみにしていた遠足が中止になった」
「知らない子どもが周りに大勢いる」
などストレスの原因はいくつも考えられます。
子どもたちの様子に細かく目を配ること。その声に耳を傾けること。
いつどんな状況であっても、やはりやらなければいけないことです。

↑ 教室が足りず、ワークスペースを借りて授業を受ける子供たち。
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2011年05月16日
東日本大震災被災者支援(相馬野馬追)

少し前のニュースでも出ていましたが、
開催を危ぶまれていた伝統行事、
「相馬野馬追」というお祭りが、
今年も、地元の方々のご尽力で、開催されることになりました。
「野馬追」で使われる旗が商店街に掲げられていて、
復興への力強さを感じます。
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2011年05月14日
東日本大震災被災者支援(南相馬市の子どもたち)
原発事故が起こってから、南相馬市は地震・津波の被災地の中でも特殊な状況に置かれています。
見えない放射線への不安や、いつ避難命令が出るかも分からない「緊急時避難準備区域」の設定など、
長期的な展望がたてられずに、複雑な心境のまま現地に残られている住民の方が大勢いらっしゃいます。
先日お話を伺った、南相馬市内にある保育園の園長先生は、
「この子たちがこれからの南相馬を支えていかなければいけないのだから、
彼らや彼女らの健康管理や放射線への対策は、自分たち大人が責任をもってやらなければいけない」とおっしゃっていました。
ところが、この南相馬市の未来を背負った子どもたちですが、
行政によると、彼らは南相馬市には「いない」ことになっています。
「緊急時避難準備区域」には、自力で避難することが難しい子どもは入らないよう呼びかけているためです。
園長先生は、子どもたちのために保育園を再開することを決め、そのための補助を行政にお願いに行かれたそうなのですが、このことを理由に断られてしまったそうです。
そうしなければ、次々と子どもが「緊急時避難準備区域」に戻ってきてしまう、という心配があったのでしょう。
しかし、実際には、それぞれの家庭の事情で帰って来ている保護者の方に連れ添われていたり、
避難所での生活にストレスをためてしまっていたり、
残念ながら転校先で差別を受けてきたりと、
色々な理由によって、子どもたちもこの「緊急時避難準備区域」に戻ってきています。
子どものための放射線対策は、園長先生のお言葉にもある通り、大人たちが考えるべきことで、
ひとつの方法として、放射線の影響を受ける可能性がある場所に子どもを立ち入らせないことは重要です。
同時に、それができないときに、どうやって次の方法をとるか、それを考えることも大人がやるべきことです。
南相馬を取り巻く状況は複雑ですが、その中で子どもたちをどうやって守っていくかについて、
ピースビルダーズは考えて活動していきます。
例えば、日常生活の中でどうやって放射線から身を守ることができるか、
それを分かりやすく説明したものを鋭意制作中です。
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2011年05月13日
なぜピースビルダーズは南相馬市を支援しているのか(3/3)
3.南相馬市の方々への支援
さてこのような状況の中で、南相馬市の方々への支援を行うことには、どのような意味があるのでしょうか?
第一に、ピースビルダーズは、大変に複雑な状況に置かれた南相馬の方々のそれぞれのご判断をまずは尊重します。
われわれは必ずしも南相馬市民の方々が物理的に南相馬市に残るべきだと考えているわけではありません。
ただし、同時に、退避すべきだと考えているわけでもありません。
ここまで述べてきたように、南相馬市の放射線量は、決して著しく高いわけではなく、むしろ内陸の地域よりも低いくらいです。
ただし、原発の影響が全くないというわけではなく、現在の放射線レベルが続く中で住み続けていれば、年間放射線量1ミリシーベルト程度の基準であれば超えてくる可能性が高いでしょう。
また福島第一原発の状況は予断を許さないもので、いつまた再び何らかの爆発がないとも限りません。
何らかの突発事態が発生した場合には、現在の放射線量の傾向にかかわらず、原発から比較的近い地域に危険が訪れ、退避しなければならない事態に至る可能性もあると言えます。
このような状況の中で、福島市や郡山市の方々に対してもとっていないような強い態度で、南相馬市民の方々に退避を勧告したり、逆に残留を奨励したりすることはできないと、ピースビルダーズは考えます。
市民の方々には、それぞれの生活の事情というものがあります。
それぞれの方々の判断は、南相馬市にある生活基盤の移動性の可否、退避後の生活の見込み、家族構成等によって、異なってくるかもしれないことは、むしろ当然ではないでしょうか。
たとえば、小さいお子様は避難させた上で、働き手の方は南相馬市内に残って仕事を続けている場合も多々見られます。
一度南相馬を立ち去った後で、戻って来られた方々も少なくありません。
しかし、われわれは、南相馬の外には、素晴らしい生活環境と素晴らしい就職が待っているよと、バラ色の未来を保証することができるわけでもありません。
日本政府をはじめとして、誰も保証する人はいません。
放射線被害が著しく切迫しているのであれば、考慮の余地なく退避するしかないのでしょう。
しかし深刻さは必ずしもそこまでではないという状況の中で、われわれは、それぞれの方のそれぞれのご事情とお考えにそった判断を、とりあえずは尊重していくしかないのではないでしょうか。
第二に、ピースビルダーズは、それぞれの方々の判断に応じた支援を行うことを目指します。
南相馬市内に残られた方々には、生活に必要な物資支援を提供し、生活改善に有益と思われる支援を提供することを目指します。
同時に、実際に存在する放射線の問題とどう対決していくのか、何を心がけて生活していくことが望ましいのか、についての実際的な情報を整理して提供していくことを目指します。
また、南相馬に残った方々と南相馬を離れた方々の絆を大切にし、人間的なコミュニケーションが維持されるように、交通・通信面での支援を行うことを目指します。
南相馬を離れた方々に、まるであたかも故郷を捨てた方であるかのような見方をすることは決していたしません。
第三に、われわれはもちろん、支援を南相馬だけに限定しているわけではありません。
南相馬は、非常に複雑な形で津波と原発の被害を受けている地域の一つです。
われわれは南相馬に支援ニーズがあり、南相馬で支援は可能であると考えて、活動しています。
しかし南相馬への支援は、原発危機に翻弄されている他の方々にさらに支援を広げていくための一つのプロセスにすぎないとも考えています。
福島県の中で、それぞれの地域の方々は、それぞれの全く異なった状況に置かれています。
もし可能であれば、ピースビルダーズとしてできることを少しずつ広げて、今後も支援を継続していきたいと考えています。
【おわり】
<文責:ピースビルダーズ理事・篠田英朗>
◆特定非営利活動法人ピースビルダーズ(PB) 寄付口座◆
広島銀行 本店 普通 3556132
三菱東京UFJ銀行 広島中央支店 普通 1281204
ゆうちょ銀行 五一八支店 普通 4292696
*たくさんのご寄付をいただき、心より御礼申し上げます。今回、思いの他、全国からの反響が大きかったため、寄付の受付口座を地方銀行だけでなく、ゆうちょ銀行、全国の銀行に広げさせていただきました。
遠くからのご支援に、心強く感じると同時に、このご芳志を無駄にしないよう、より心を引き締めて活動してまいります。
銀行振込の際は、お手数ですが、お名前、ご連絡先、何でもひとこと、など、メールでご連絡いただければ幸いです。この口座は地震のためのご寄付専用ではありません。ピースビルダーズの他の活動(平和構築事業やフェアトレード事業などなど)のものと混乱しないためにも、また、より有効にご寄付を活用させていただくためにも、お差支えのない範囲で、メールでのご一報にご協力をお願いできれば幸いです


2011年05月12日
なぜピースビルダーズは南相馬市を支援しているのか(2/3)
2.南相馬市及び福島県内その他の場所の放射線量
南相馬市中心部の原町地区(原発から25キロ程度の距離)の放射線量は、原発危機の直後を除き、ほぼ一貫して0.5マイクロシーベルト台で推移しています。
これは屋外の放射線量ですから、屋内にいた場合には0.3マイクロシーベルト前後にまでおちてくるだろうことは、ピースビルダーズが現地に持ち込んでいる放射線測定機で測定済みです。
確かに、毎日24時間365日屋外にいた場合の年間放射線量は5ミリシーベルト、逆にずっと屋内にいた場合には2.6ミリシーベルトですので、原発危機がなかった場合と比べたら明らかに高いでしょう。
ただし福島県内の他の地域と比べて著しく高いわけではありません。
飯館村の場合であれば、原発から40キロ離れているとしても、13マイクロシーベルトといった数値を示し続けていますので、その著しい違いははっきりしているでしょう。
下記の図を見ていただければわかるように、放射線が綺麗な同心円を描き続けながら広がる、などということはなく、普通に空気中で物質が広がるように風向きや地形に影響されながら広がっているのです。
(文部科学省ウェブサイトhttp://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/26/1305519_042618.pdf「線量測定マップ(平成23 年4 月24 日時点)」)
比較のために、福島市や郡山市の放射線量も考えてみましょう。
これらの中通りと呼ばれる内陸の盆地地域では、南相馬市を上回る1.5マイクロシーベルト前後の数値を記録し続けています。
政府は、屋内と屋外にいる平均時間をそれぞれ16時間と8時間と仮定した上で(いわば「屋外は一日8時間の仮説」)、年間放射線量が20ミリシーベルトに達しないように(いわば「年間20ミリシーベルトからが危険領域の仮説」)、屋外放射線量が3.8マイクロシーベルトになった場合には校庭で遊ばないほうがいいという指導を出しています。
放射線の影響が、成人よりも子どもに対して大きく働くことは周知の事実です。
子どものほうが今後の人生が長いから、などと説明されることもありますが、そうではありません。
問題の本質は、成長を続ける子どもは、大人に比して、体内の細胞分裂の度合いが圧倒的に高く、そのために癌の発症可能性が圧倒的に高いということにあります。
ところが日本政府は、このことを意識化しようとはしません。
まるで体内細胞分裂の度合いが高い成長期の子どもと、成長期を過ぎて細胞分裂が止まった壮年・老年の成人の間には、放射線の影響については全く違いがない(違うのは寿命だけ?)とでもいうような「成人・子ども無差別の仮説」とでも呼ぶべきものを働かせているようです。
こうした状態にもかかわらず、浪江町のような原発隣接地域で放射線量も疑いなく高いところだけでなく、むしろ南相馬市のように実は内陸部よりも放射線量が低い地域からも、放射線量がより高い福島市や郡山市の学校に転校させるという措置がとられています。
「30キロの同心円の仮説」をはじめとする数々の仮説の上に成り立っている日本政府の方針にそった措置だと言えますが、果たしてこれは本当に合理的な発想に基づくものでしょうか?
【つづく】
<文責:ピースビルダーズ理事・篠田英朗>
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2011年05月11日
なぜピースビルダーズは南相馬市を支援しているのか(1/3)
あの日から、ちょうど2カ月がたちました。
そして、ピースビルダーズが南相馬市の方々を支援し始めてからも、2ヶ月近くがたちます。
ブログでも折にふれて様子を伝えているせいか、最近では活動についてご意見をいただくようになりました。
多くの方々は、必ずしも支援が行き届かない傾向があった南相馬市にピースビルダーズが注目し続けていることに、応援のメッセージを送ってくれました。
しかし中には、原発から30キロ圏内に中心部を持つ南相馬市への支援について、疑問を呈する方々もおられます。これも、当然の反応でしょう。
理論を前面に押し出して被災者支援を行うのは、われわれの本意ではありません。
しかしそれは、われわれが何も考えないで行動しているということを意味しません。
南相馬の問題は、現在の日本の危機を象徴的に示している問題でもあると思いますので、
あえて、このブログでは、われわれの考え方を示しておきたいと思います。
文章が長くなりますので、3回程(予定)にわけて、お送りします。
1.原発30キロ圏内とは何か?
南相馬市では、南部の小高地区にあたる地域が、原発20キロ圏内であるという理由で「警戒地域」に指定されてしまいました。
ピースビルダーズ要員は、かつては20キロ圏内にも入っていましたが、政府の方針に真っ向から挑戦するつもりはなく、現在は「警戒地域」には入っていません。
そこで問題になるのが、「原発から30キロ圏内」にあたる南相馬市の中心部の原町地区、そして30キロ圏外にあたる鹿島地区の地域についての考え方です。
これについてまず考えなければいけないのは、生き物でも何でもない放射線が、日本政府の方針にそって、20キロラインや30キロラインで、レベルを変えたりしているわけではない、ということです。
「20キロ」「30キロ」という言葉が一人歩きをしていること自体が、「風評」のようなものです。
考えてみてください。原発施設内ですら、具体的な個々のポイントの放射線量は異なっているという考え方にもとづいて、作業が進められています。
それなのに、放射線が正確な同心円を描いて広がるなどという理論だけを信じるわけにはいかないでしょう。
実態にかかわらず編み出された仮説を、「30キロの同心円の仮設」とでも呼んでおきましょう。
福島第一原発からの距離を地図上でコンパスを回して測って、「退避しろ」云々と日本政府が指示を出したことは、緊急措置としては、大きな意味があったでしょう。
実際の放射線量を測定する時間的余裕がない場合、距離に応じて一律の対応策をとったということは、極めて妥当な態度であったと言えると思います。
しかし「緊急性」の度合いが低くなるにつれて、このような機械的な方法の妥当性が低くなっていきます。
代わって導入すべきだったのは、実際に放射線量が高いのはどこであるのか、具体的な場所に応じてどれくらいの放射線量があるのか、という発想に基づいた考え方であったと思います。
国際原子力機関(IAEA)は、3月中旬に独自調査を行い、すでに3月末の段階で、原発から40キロ離れている飯館村の土壌からIAEAの避難基準を上回る放射線量が発見された、と警告しました。
日本政府は、その際には「30キロの同心円の仮設」を振りかざして、30キロ圏内は危険だが、30キロ圏外の飯館村は安全だ、と宣言するという間違いを犯しました。これは、極めて罪深い間違いであったと言わざるを得ません。
【つづく】
<文責:ピースビルダーズ理事・篠田英朗>
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